さりげないグレードの功罪ーCC購入記 [206cc購入記]
10年目を迎えた306のトラブル。原因ははお約束のバッテリー突然死ではなかった。
それまで買い換えなど夢にも思っていなかったが、手がかからなかった306も寄る年波が訪れ、いつまでも優等生ではいてくれるはずはない。
古いクルマを維持して行くにはそのクルマへの強いこだわりが重要だ。
実はこの306、もともとは車検毎に買い換えるつもりだった。
今まで乗った2台のクルマはどれも1年ほどで手放す事になっていたので、どれだけ長く維持できるか検討がつかなかったことや、前車の405で結構体験したマイナートラブルも新車保証のウチに乗り換えてしまえば関係ないこと、そして当時は乗りたいクルマが山のようにあったので、まずは車検まで試しに乗ってみて、と考えての購入だった。
XSiのスタイリングに惚れて306に興味を持ったのだが、短期での買い換えを考えると初期投資も抑えられるシンプルなStyleの方が、万人向けだしいいのかなとも思いベースグレードのStyleを選んだ。
ところが翌年家を購入したことなどから環境が変わり乗り続けることとなり、そのうち乗りたいクルマもなくなって、気がつけば10年を迎えてしまった。
さりげないStyleというグレードも、これまではクルマと適当な距離感を置いたつきあいが出来て良かったのだが、その分どうも古くなってこだわり続けて乗っていくというのが似合わないグレードなのかもしれない。
初めての新車で、10年も連れ添ってきたということで十分愛着はあったのだが、これからかかる費用や苦労を考えると、そろそろ次のことも考えなければいけないのかなと思い始めた。
ちょうどこの年、長らく出現しなかった乗りたくなるクルマがようやく登場。愛らしいデザインのFIAT500だ。306が調子を崩す少し前に発表があり、久々に興味をそそるデザインのクルマ登場にワクワクした。当時日本上陸は未定だったは、306の次の車検の翌年6月頃には日本にも上陸していそうで、その頃を目安にFIAT500を中心にのんびりと次の候補選びでも楽しもうかと考え始めることにした。
そんな時、偶然の出会いが起こることに..。
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